患者さんから学ぶ、育てられる
大衆から求められる薬剤師になるためには、医療に関する学などを深く究めることは当然として、考え方の違う患者さんの相談に答えるための適応力が必要とされます。
薬剤師として成長するには、同じ薬剤師から学ぶこともあると思いますが、患者さんから教育される必要があります。
患者さんから沢山の質問に受け答えをし、患者さんの質問に答えることで、薬剤師として、医療人として磨きあげられていきます。
どの医療人にも言える事ですが、薬剤師が全ての医療内容を熟知することは不可能で、医療は多種多様で専門性の高いものです。
医療の相談を患者さんから受けた場合も、薬剤師の知らないことは多々あり、そういう時に患者さんの相談に一生懸命答えようとする姿勢が大切なのです。
例えば、知らない分野で相談された場合は、正直にそのことについて詳しくないので、少々お時間頂けますかと、素直に謙虚にこたえ、使命感をもって患者さんの要望にこたえようとする態度は、患者さんも一目置いてくれますし、そのような薬剤師は、患者さんの為に貢献すること違いないとおもいます。
医療従事者すべてに言えること
良い薬剤師は時間を費やして患者さんと接し、学び育てられているのですが、これは薬剤師だけではなく、医師や看護師などの医療従事者に言えること思います。
私が薬剤師として、医師回診へ参加していた駆け出しの頃の話ですが、その頃に出会った、心臓弁膜症の男の子のことが20年経った今も忘れることが有りません。
その男の子は無くなりましたが、そのあとずっと、もっと良い薬物治療はなかったのだろうか、未熟で力が足りなくて申し訳ない気持を抱き続けました。
それが今の私の糧となり、専門家として力を付ける原動力になったのは間違いありません。
つくづく思うのですが、良い医療人とは患者さんによって育てられるもので、その意識が無くなってしまっている人間は怖いもので、それに気付いていない人もいます。